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2023 沢登り研修会
日時:2023年6月20日(火曜日)
集合:8時 解散:15時40分
場所:鉄砲石川 愛媛県上浮穴郡久万高原町若山石鎚国定公園内
参加者:石川善教 早田健治 畑政憲 三浦真紀
田中慎二 杉村康之 大﨑吉晃
入渓ポイントにて。
公益社団法人日本山岳ガイド協会が認定する資格には
それぞれの資格に準じた職能範囲が規定されており、
沢に関しても例外ではない。
沢でのアクティビティの需要が高まる中、
今回「沢登り」の職能以外に、「沢遊び」「沢歩き」の職能が新設されることとなった。
こうした動きを踏まえ、改めて沢における安全管理技術の見直しを図るべく
沢地形での研修会を開くこととなった。
鉄砲石川キャンプ場手前の駐車場から出発。
入渓地点まで50分ほど林道を歩く。
先ずは全体の流れと研修内容の打ち合わせ。
ナメが綺麗な場所からスタート。
畑ガイドを先頭に、
ルートファインディングしながら
沢を登ってゆく。
イモリも参加。
途中からでガイド役とクライアント役を決めて
二人一組で行動。
ショートロープの準備。
様々な自然物を使ってアンカーを構築してロープを張る。
中間支点を取りながらロープを上部に伸ばしてゆく方法や、
上部から支点を取りロープで下降する方法の確認。
滝や堰堤など高巻く際に利用する。
場所を変えて自身の懸垂下降や、
顧客のロワーダウン、登り返しなど繰り返し行う。
お昼休憩。束の間のリラックスタイム。
研修当日は少し暑かったが、沢のおかげで水が冷たく気持ちよかった。
昼食後は、少し場所を移して
沢をへつる際にクライアントをショートロープで確保する方法を実践。
クライアントをロープを使って渡渉させる。
次に、あらかじめフィックスロープを張って渡らせる方法。
沢地形での安全確保の際に注意すべき項目をみんなで確認して
帰路につく。
駐車場までの帰り道、途中で立ち寄った大迫力の鎧岩。
従来の研修会とは違い、
沢地形では初となった今回の研修では、
基本的な技術の再確認が主な内容となりました。
沢の中であるが故に通常の登山よりも安全管理において
気をつかう場面が多々あり、
参加したメンバーそれぞれが自身で感じた課題を見直す
良いきっかけとなった1日となりました。
今後もこういった研修会を定期的に行っていくつもりです。
研修を終え、駐車場にて解散。
お疲れ様でした!
2023年6月27日更新
写真・文 大﨑吉晃
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