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2024年度雪期期ガイド研修

お世話になった白石旅館前にて
日時:2025年2月3日(月)〜4日(火)
場所:石鎚山成就社 白石旅館とその周辺地形 愛媛県西条市
参加者:佐藤、重川、越智、水沼、新名、大﨑
積雪期のガイド研修。
今回は今年最強クラスの寒波が到来する石鎚山。
積雪の状況は、石鎚山本峰に登らずとも
雪上でのトレーニングが十分できるコンディション。
初日は宿泊する宿にてガイドに必須項目である
ファーストエイドの座学と実技を、
また翌日は、
宿周辺にて積雪期におけるルートガイディングのトレーニングを行いました。

宿の客室にて。
資料をもとにファーストエイドの座学。
事故発生から傷病者の評価方法や順番の確認をした後、実技に入る。

現場と傷病者以外の顧客の安全確認。傷病者に近づく際、頚椎を保護してから評価に入る。

気道、呼吸の確認。そして脈拍、手汗、全身の観察と触診など。
ここまで3分程度で終わらせる。


骨折に伴う体内の出血量はとても多い。
衣服が滲む程度の表面の出血よりも重大な場合がある。
ここでは最も出血量が多く緊急性の高い骨盤骨折の処置方法を確認した。


また、発生する可能性の高い腕の骨折や、足首の捻挫の処置方法を確認する。
他に、アイゼンやピッケルについて、またフィックスロープの通過方法など
確認して初日を終えた。


変わって二日目は朝から全員で雪掻きを行った。
屋根から滑落しないよう注意しながら作業を行う。
切りの良いところで作業を終え、
小休止してからルートガイディングのトレニングのため移動。


低温に晒され続ける環境で如何に顧客を快適に行動させるか。
無雪期でも起こりうる低体温症のリスクがこういった環境では理解しやすい。
また、雪山ならではの様々なトラブルにどう対処するか?

ガイディングのトレーニングを終え雪に覆われた成就社境内に戻ってきた。
最後は、ガイド役と顧客に分かれてショートロープで確保しながら
ロープウェイの駅へ向かい帰路についた。
四国の雪の季節は短い。
そんな中、
今年のように積雪に恵まれた中で行う研修は大変貴重で有意義なものとなりました。
今後も雪上での研修会開催をすべく
毎年四国に雪が降ることを願います。
2025年2月7日更新
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